協会設立の翌年、1960年度から続けている重点事業のひとつ。がんの研究・治療に取り組んでいる40歳未満の医師や研究者、看護師さんらから論文を募り、基礎、臨床、疫学、看護等の4部門に分けて、当協会が委嘱した選考委員が審査、受賞者を決めています。2007年度までに延べ1543人に、総額3億5500万円を贈呈しています。2008年度の贈呈者は09年2月に決まります。
毎年9月に開催。08年は7日午後1時から、大阪市中央区北浜東の「エル・おおさか エルシアター」で開いた。
「がんの再発・転移に備える~がんと向きあって生きる~」をテーマに開き、漫画家で、子宮がんの手術を体験した赤星たみこ氏が「私と家族のがん体験」と題して、大阪市立大学医学部臨床教授で済生会中津病院ペットセンター長の岡村光英氏が「PETでわかるがんについて」と題して話した。シンポジウムは、北野病院乳腺外科部長の稲本俊氏、大阪府立成人病センター呼吸器内科部長兼臨床腫瘍科部長の今村文生氏、赤星、岡村両氏の4氏が話し合い、会場からの質問にも答えた。
がんの治療とより良い治療を目指して大阪府立成人病センターなどとシリーズ開催している。08年は9月9日、「C型肝炎をめぐって」を、大阪市東成区中道の大阪府立成人病センター6階講堂で、12月9日には「肺がんの最新検査と治療」と題して、大阪市天王寺区の大阪府医師会館ひらくなど、計4回開催。毎回、同センターの専門医が分かりやすく説明、石川治病院長が司会、進行して、会場からの質問も受けた。
9月のがん征圧月間中、大阪市北区中之島の朝日ビルに、平成20年度のがん征圧月間のスローガン「検診と 日々の暮らしで がん予防」を染め抜いた長さ15mの横断幕を掲げて啓発につとめるなど、セミナーや講演会など、さまざまな機会を生かして、がん征圧への啓発に努めている。
「がん征圧月間」の9月、各地で多彩な行事が開催される。08年度の全国大会は、「がん制圧50年 さらなる挑戦へ」をテーマに、12日、仙台市で開かれた。朝日がん大賞の表彰などのほか、鳥越俊太郎氏が記念講演、自らのがん体験を、「がんとともに生きる」と題して話し、検診の大切さを訴えた。